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埼玉縣管内全圖

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名称埼玉縣管内全圖
時期明治13年(1880)

解説

内務省などの測量成果を元につくられたと思われる埼玉県の地図です。行政単位として「県」ができたのは、慶応4年(1868)に政府が各地に置いた「知県事」に始まりますが、現在の県の形ができるまでには時間がかかりました。「埼玉県」は、それまでの岩槻県、浦和県、忍県と、その範囲内の品川県や小菅県などの飛び地を合併して明治4年(1871)に誕生しましたが、当時は荒川及び熊谷付近より西側は入間県という別の県でした。この地図に描かれている、ほぼ現在の範囲と同じ形の埼玉県ができたのは、明治9年(1878)のことです。縮尺は10万8千分の1で、尺貫法での3町(約3.24キロメートル)を1分(約3ミリメートル)に縮小した大きさです。